voiceソラマドに住む人たち

interview東出邸

東出邸_着工前インタビュー

新築

店舗兼住宅の夢を実現。
サロンワークも暮らしも豊かに、楽しく。

東出夫婦

東出 和行(39)
   直子さん(40)

「ソラマドに住む人たち」のインタビュー史上、こんなにも笑いっぱなしな時間を過ごしたことはないくらい、楽しい時間を過ごさせてくださった、東出さんご夫妻。
ユーモアとトークセンス抜群なご主人、和行さんは別府市で美容室「HAIR STUDIO NYLON(ナイロン)」を営む、美容師さん。

今回、今のお店の場所から移転し、店舗とご自宅をひとつにすることを決意。
ソラマドで「2つの城」づくりをすすめてきました。

笑いの中にも見え隠れする店づくりへのこだわり、そして家族への愛情。店舗とご自宅を作るなかでのたくさんの想いを話してくださいました。

終始、笑いが飛び交うゆえに、今回の記事には「(笑)」というワードを多用しているかもしれませんが、あしからず!

独立開業への夢、店舗と住まいへの費用のかけ方、暮らし方。未来にすすむなら、今。

お店を始められて、もう長いんですか?

 

和行さん 「NYLON」自体は、もう30年くらいになります。元々オーナーがいたんですが、代替わりし、自分が店を引き継いでからは15年くらいになります。

 

 

その時からお二人でお店をされてるんですか?

 

和行さん いえ、妻と一緒に始めてからは7〜8年くらいですかね。

 

 

いいですね。日々、仕事も家庭でも一緒って。

 

和行さん そうですか⁉️言いたいこと言えないんです、僕(笑)。

 

直子さん うそ!めっちゃいつも言いたいこと言ってるじゃん!

 

和行さん (直子さんのほうを見て)メッチャ、こっちがケンカふっかけてくるんですよ。でも僕は長男、こっちは末っ子なんで、僕はいつも寛大なんです(笑)。

 

直子さん いやいや、ほんとによく言いますよ…。まぁでも確かに、なんでも受け止めてくれてはいるかも(笑)。

 

和行さん ほら〜!

 

和行さんにツッコミをいれる直子さん

 

 

出だしから、なかなか絶妙な掛け合いですね〜。今は、店舗とご自宅は別々のところなんですね。

 

和行さん そうです。今は店の近くの賃貸アパートに住んでいます。

 

 

今回、店舗とご自宅を一本化しようと思ったのはなぜ?

 

直子さん お店に関しては目標として「いつか建てたいなぁっ」って、話してはいましたが、なかなか実現できずにいました。でも、そろそろ本気で考えようってなって。

自宅も、うちは子どもが長女11歳、長男6歳、次女2歳半と3人いるんですが、子どもたちがにぎやかなので、ご近所さんにも申し訳なくて。

 

和行さん どうしても子どもなので、ジャンプしたりしちゃうんで。やっぱり気にしますね。それと今、店と家、2つの家賃支払っていて当然、水道光熱費も、2倍支払っているので、負担も大きくて。

 

直子さん 店舗と家、2つの家賃を支払っていくことからは、脱したいなって。でも、私は、主人が自分の店を構えたいという目標を一緒に叶えていきたい、と思っていたので、ならば。このタイミングかなって。

 

店舗と自宅を一本化するきっかけについてお話する東出夫婦

 

理想の眺めをとるか、立地もふまえるか。お客様にとってベターな場所を選択

店舗を構えるうえで、「立地」は結構、重要だと思うのですが、何かこだわりや条件はありましたか?

 

直子さん 一番はやっぱり、大通り沿いに面した土地があればとは思っていました。というのも、今のお店の場所が「Googleマップ」で調べても、初めてのお客さんはわかりづらいみたいで。お客様が迷子にならないような場所で、通いやすい立地がいいなって。

あと、ありがたいことに、長いお客様も多くきてくださっているんですが多分、主人も少し開けたところで商売をしてみたい、というのはあったんじゃないかと思うんです。

 

和行さん そんなこと言ってますが、まずは「景色がいいところ」やったやん(笑)。

 

直子さん またもぅ〜、本当に(笑)。それは理想でしょ。

 

和行さん でも本当に海が好きなので、最初は景色がいいところがいいなぁっていう漠然とした憧れはありました。ビューティフルライフ、みたいな。

 

直子さん 若干、古いよ(笑)。

 

和行さん あ、そうやな(笑)。海辺の片隅にぽつん、って店があったら、それはそれで素敵だとは思うんですけど、現実はなかなかそういうわけには。お店的にも暮らし的にも。

 

立地の選択の経緯を話す東出夫婦

 

 

確かに。眺めが良くてもアクセスが悪いのはお客様の負担になりますもんね。お子さんとの暮らしも考えるとなおさら。で、実際決められたのはどのあたりに?

 

和行さん 別府市内の朝日小学校近くの鉄輪線沿いの立地です。店舗のすぐ隣に有名ドラッグストアもあって、場所もわかりやすいところを選びました。常連のお客様も新規の方にもわかりやすい場所、というのを最優先にして決めました。

 

 

土地は、どうやって見つけられたんですか?

 

和行さん ソラマドの造士さんが「ここどうですか?」って、探してくれたんです。休み返上で探してくれたみたいで「そこまでしてくれたんだー!」って、感謝です!僕たちの思う条件も満たしてくれていたので、決めました。

 

 

地域に親しまれながら今まで以上に、ゆったりとプライベート感あるサロンにしたい 

どんな店舗とご自宅になるのか教えてください。

 

和行さん 敷地面積は40坪くらいの2階建てで、1階がサロンの店舗・2階が自宅です。自宅には屋上も作る予定です。春木川の横なので遮るものがなく、屋上からなら海も見えるんですよ。

 

東出さんのご自宅の完成イメージ

 

 

(図面を拝見しながら)いいですねぇ。白を貴重にしてて、明るくスタイリッシュな感じになるんですね。何かイメージするテイストやコンセプトはありましたか?

 

和行さん 最初「スタバみたいな感じで」って相談したら、ダイスケさん(ソラマド設計担当)が『けっこう、皆さんからそういうオーダー多いんですよね〜(笑)』って。そんなこと言われたら「じゃあ違う感じがいいなぁ」って思うじゃないですか(笑)。そしたら『ブルーボトルコーヒーみたいな感じはどうですか?』って提案してくれて。「うん、いいなぁ!」って。結局、他力本願ですけど(笑)。

 

「スタバ」ではなく「ブルーボトルコーヒー」にしっくりきた和行さん

 

いえいえ、プロの意見はやっぱり大きいですよ。移転を機に、新たにこだわった部分はありますか?

 

和行さん 今の店舗は鏡台のセット面のブースが3台・シャンプー2台なんですが、新店舗はブースが2台・シャンプー1台と今までよりも少なくするんです。

 

 

それはまたなぜ?

 

和行さん 自分もスタイリストとしてこれから年齢もキャリアもを重ねていく中で、1人のお客様と、じっくり向き合いたいなと。よりプライベートサロンとしての役割を強めたいという想いがあって。

 

直子さん あとお客様も私達と同世代の方も多いので、例えばお子さんと一緒にきてくださった時に、お子さんがのびのび待てるようなスペースも設けました。今でも、お客様のお子さんとうちの子どもたちがスイッチして遊んでる光景も、うちの店ではよくあるので。

 

和行さん あと、カラーリング剤を作ったりとか、作業するスペースがほしかったので、バーカウンターのような場所をお願いしました。

 

店舗のこだわりについて説明する東出夫婦

 

あえて細かい間取りにはせず、自由に家族の時間と子どもの成長を楽しむ

 

2階のご自宅は、間取りなどどんな感じになりそうですか?

 

和行さん 特徴といえば、まず子ども部屋は設けませんでした。子ども部屋として使えるような部屋は1室もうけてますが。子どもたちに聞いたんですけど「いらない」っていうし。

造士さんも「子どもの人数分の部屋を最初から設けないといけないとか、あまり細かく考えない方がいいですよ」って。確かに、うちは一番上と一番下で9歳差なんです。なので、成長とともに部屋も入れ替わるかと。

 

直子さん あと今もなんですけど、なんか気づいたら、うちの家族全員、同じフロアにいるんですよね。だから今は、子ども部屋は必要ないかなって。

 

 

いいですねぇ。なんか想像がつきます。

 

直子さん あと「中庭のウッドデッキをつくらなければ、もうあと1部屋増やせますよ」と、ソラマドさんからは言われたんですけど、ウッドデッキ存続でお願いしました。これは私の希望で。

家を建てる前、モデルハウスに家族みんなで来たときに、子どもたちがウッドデッキでずっとはしゃいで遊んでいたのを見た時、絶対欲しいって思ったんです。あとコの字型のキッチンも取り入れたいと思ってお願いしました。

 

東出邸こだわりの間取り図

 

 

お料理は結構されるんですか?

 

直子さん そうですね、嫌いじゃないですね。

 

 

家族団らんでは、ご夫婦でお酒飲んだりとかしないんですか?

 

直子さん 私は飲みますけど、こっちは飲めないんです!

 

 

え、なんか意外ですね。この今までの話のテンションとイメージからすると、失礼ながらお酒飲めない方には見えませんでした(笑)

 

和行さん よくいわれるんですけど、飲めません!なのでいつもハンドルキーパーです。そして家でもお酒をつぐ専門。僕、居場所がないんです(笑)。

 

直子さん 私は飲みたい時に飲めるので助かってます!

 

実は飲めない和行さんと飲める直子さん

 

家飲みの光景も目に浮かぶ…。でも楽しそう(笑)

 

踏み込んで家づくりをしてくれる気持ちが伝わったから、前向きにチャレンジできた

そもそも、ソラマドを知ったきっかけはなんですか?

 

和行さん どんな雰囲気の家がいいかいろいろ検索していたときに、見つけたのがきっかけです。

 

 

直子さんも一緒に、調べたんですか?

 

直子さん いや、もう私は全然。そういうのは、ほぼこっちにおまかせで(汗)。

 

 

他社さんも見に行かれました?

 

和行さん 行きましたね。ソラマドさん含め3社いきました。

 

直子さん 家をイメージする時、娘の同級生のお家にお邪魔したとき、木をたくさん使ったお家ですごく素敵だったんで、そんな感じがいいなぁってということだけ、主人には要望しました。

 

和行さん 大手ハウスメーカーというよりは、妻の要望を取り入れながら3社ピックアップして見に行きました。

 

 

奥さん思いですね。

 

和行さん でしょ。今、自分で言おうとしたら言われてしまった!(笑)

 

直子さん すぐ自分で自分を褒めるなぁ(笑)。

 

言われてしまった!と、笑う和行さん

 

和行さん 僕、瞬発力あるんで!

 

おふたりの掛け合いが…面白い。漫才みたい(笑)。
3社見て、率直にどうでしたか?

 

和行さん いや、それぞれにいいところはあったと思います。

 

 

そんな中、ソラマドを選んだ理由ってどんな点だったんですか?

 

和行さん 決定打は、ほかの2社よりも、一歩踏み込んで親身になってくれたことです。寄り添ってくれたかなと。

土地探しの時もそうですけど、資金面のこととかも、僕たちは店舗と自宅っていうケースですし、そもそも融資のこととかも詳しくなかったんですけど、造士さんは元銀行マンっていうのもあって、お金面のプランだとか、個人事業主である僕たちができる手段を教えてくれたのも心強かったです。

 

直子さん あとソラマドさんは、過去にも美容室をつくられてる実績があったのも、安心してお願いできるかも、っていうのも決め手のひとつだったかもしれないです。

 

ソラマドを選んだ理由について話す東出夫婦

 

予算面については、どうですか?

 

直子さん まだ完成してみないとなんとも言えませんが、想定内です。もちろん、安ければと思う部分もあるけど、安ければそれはまたそれで、何か問題が起こることもあるかもと思っているので、相応な金額かなって思います。

 

和行さん うちの場合、店舗は事業をするための大事な部分なので、お金をかけるところはかけないと、っていうのはありますね。

 

 

店舗とご自宅がひとつになったら、今までの暮らしのリズムからまたいい変化が起こりそうですね。

 

和行さん 今も店と家は遠くないんですけど朝、車で通勤して、また乗って帰って、っていう暮らしじゃなくなるので、効率はかなりよくなるかもしれません。

 

 

直子さんも仕事と家事がやりやすくなるかもしれませんね。

 

直子さん そうですね。子供たちと一緒にご飯作ったり、お手伝いしやすくなるだろうし、様子を見ながら家事も仕事もできるのは、やっぱり安心です。

 

 

それにしても和行さんのその明るさと楽しさ、美容師さんが天職なのでは?お話聞いてるだけで髪切りに行きたくなります。

 

直子さん そういうお客さんが多いです。喋りが楽しみ、みたいな方(笑)。

 

和行さん いや、僕人見知りなんですよ。誰も信じてくれないけど(笑)。

 

家での和行さんを語る直子さん

 

 

ご主人、お家でもこんな感じなんですか?

 

和行さん いや、家では僕、静かなんですよ…。

 

直子さん いや、うそですよ(笑)。もう、いつもこんな感じ。なので子どもたちもパパさんが帰宅したら「キャーー!」って喜んでテンション高いんです。

 

 

こんなに愉快なお父さんだったら、そりゃあ楽しいでしょうね。

 

和行さん そうですか?僕がつねに周囲に合わせてますからね(笑)。

 

直子さん うるさい(笑)。

 

愉快な東出夫婦

 

新店舗・新居にまたお邪魔させてもらえる日がくるのが楽しみ。おふたりの掛け合いも期待しているので、そのときはまたインタビューに潜入させてくださいね。

 

 

〈編集後記〉

笑い一色のインタビュー時間。でも、途中からなんとなく気づきました、

和行さんには、ブレないスタイリストとしての熱い想いがあることを。

直子さんも、その想いを叶えるために、しっかり支えていることを。

そして、おふたりの家族に対する優しい気持ちも。

 

ふたりの「夫婦漫才」のようなにぎやかで楽しいトークが、明るくて自然体な家族そのものをあらわしていました。

 

「言いたいことが言える」「思いやれる」そして「ポジティブ」。

これって素晴らしいことだと思うんですよね。

そんな人に出会え、人生を歩めるなんて実はとってもスペシャルなこと。

 

家づくりもそう。人生で、またとない貴重な出会い。

いろんな取捨選択をして、たどりついた店舗兼自宅をつくるチャレンジは

きっと不安もあったと思いますし、これからも不安はあるかもしれない。

 

でも東出夫妻を見ていると、そんな不安もパワーに変えられそうな気がしました。

 

新たなサロンと住まいのステージ。完成が、本当に楽しみです。

 

 

 

──この記事を書いた人
ライター/清祐 智絵
大分県大分市在住。媒体を問わずさまざまなジャンルの取材・執筆活動を行う。一児の母。インタビューを通じて、ソラマドの家のオリジナリティあふれる家づくりで生まれたエピソードや、それぞれの家族の暮らし方の取材をとおして「ソラマドに住む」人たちのストーリーを綴っている。

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