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2025.3.22 < Blog > 果たして日本人はガラケー時代へ戻れるのか?(後編)

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〜今回のBlogの内容について〜

前々回:①FSD(自動運転システム)について

前回:②ロボタクシーについて

今回:③イーロンマスクの野望について

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皆さんこんにちは。

ソラマド大分の造士です。

 

朝晩は冷えますが、日中は本当に暖かいですね〜。

そして、そろそろ小学生たちは春休みかな?

クラス変えなども楽しみでしょう!

心機一転の春ですね。

 

さて、今回3部作となった私のブログのラストです。

今までイーロンが自動車業界で取り組んできた、さまざまなチャレンジを①と②でご紹介しました。

 

驚愕ガクブル度合いが、段々と慣れてきた頃かもです。

人間、同種のガクブル体験を何度も繰り返すと、段々と何事に対しても動揺しなくなるものです。

 

でも、そんなあなたにコチラの映像をご覧ください。

 

 

これはイーロンが経営する民間の宇宙開発会社「SpaceX」のロケットのブースター部分が、ロケットの打ち上げ後に、また地球に戻ってくるシーンです。

 

なんだか、茶柱みたいなのが空から降りてきてますよね?

小さく見えますが、実際は全長71mほどあるロケットの部品(ブースター部分)です。

大きさとしては20階建てのビルが空から降りてきてるようなもんです。

 

宇宙船部分を運んだ後に、自身が発射された発射台にブースターだけがまた戻ってくるんです。

 

ヤバくないですか?

((((;゚Д゚))))ガクガク

 

 

私は、この映像最初に見た時、胸が熱くなって涙が出そうになりました。

なんやかんやでアメリカって、スゲーなと。

人間の想像力とチャレンジって、スゲーなと。

 

もちろん、彼(イーロン)はココまで至る過程では、何度も失敗を繰り返しています。

でも彼は諦めなかった。

なぜなら、彼は自分自身のことを「病的な楽観主義者」だと評しているぐらいですから。

 

さて、ロケットを地球から打ち上げる際に、地球の大気圏を抜けて軌道上に衛星を載せる為には、重力に逆らう為に膨大なパワーが必要でして、ロケット全体の大部分がその推進力のためのブースターに関連した部品になっています。

 

 

今までは、その大部分のブースター部は、打ち上げの際に段階的に切り離して、部品を捨てながらロケットは進んで行っていたのですが、 天才イーロンは無駄が異常に嫌いな人でして、この捨てられるブースター部分をもう一回使えるように、ロケットが大気圏抜けたらブースターだけ戻ってくるようにしたのです。

 

簡単に書いていますが、それは果てしなく困難なチャレンジでした。

でも、イーロンは「無駄を無くす為には死んでもいい」ぐらいの人なんです。

 

もう「健康のために死んでもいい!」っていうぐらいの人なんです。

 

 

そんな彼が、現代の自動車社会に対して前編・中編でチャレンジしてきたことは、このSpaceXのブースター帰還と共通した意味がそこにはあるのです。

 

まず、彼の最終的な目標はテスラの電気自動車を売ることでは無いのです。

 

テスラ車の電気自動車は、あくまでも彼が掲げた目的達成のための「手段」でしか無いのです。

 

彼の本当の目的は、①で触れたFSD(完全自動運転)システムの普及なのです。

 

(提供元:Tesla, Inc.)

 

そしてもう、このテスラのFSDシステムの普及はどんどん進んでいる状況です。

 

世界最大の電気自動車製造国でもある中国は、自国で製造する電気自動車の完全自動運転システムを、テスラのFSDにすることを正式に決めているのです。

 

なぜなら、もうどうやって頑張って今から開発しても、テスラのFSDシステムの能力には追いつかないからです。

もちろんアメリカ国内もテスラ方式のFSDを採用します。ヨーロッパも同様です。

 

つまり、テスラ車以外の世界各国の電気自動車にも、ほぼこのままいけばテスラ車のFSDシステムが搭載されるのです。

 

つまり、FSD業界のマイクロソフトみたいな存在を目指しているのです。

ハード(車体)はぶっちゃけ、興味ないんです。

 

(提供元:Tesla, Inc.)

 

イーロンヤベー再び、、、

(((((´◉`))))))ガクブル

 

なので、完全自動運転の電気自動車が多く普及して、所有(Own)する時代から、共有(Share)する時代に変わって、必要とされる自動車数が減っても、彼にとってはFSDシステムへのニーズがある限り、全く問題ないのです。

 

そして彼の性格は、、、「無駄が死ぬほど嫌い」なのです。

 

つまり、無駄に駐車場などに停まって動いてない車が世の中多すぎて、車を所有している人も24時間ずっと乗ってるわけではなく、そんな無駄な車を製造する為にいろいろなエネルギーを使ってゴミも出して、環境も破壊して、マジで今の自動車産業はムダの集まりダ!って本気で考えているのです。

 

 

そうなんです。

彼の究極目的は「地球全体から車を減らすコト」なのです。そのために、電気自動車を作っています。

 

そして、彼はいまアメリカ政府の中で政府効率化省(DOGE)の責任者として「無駄」をボコボコに潰していってます。

 

彼のやり方には賛否両論ありますが、彼はアスペルガー症候群(自身で公表しています)として、自分の信念に忠実な人なので、何があってもやり遂げると思います。

 

そして、もう一つ彼がチャレンジしているコト。

それは、地球規模の人口減少と、それに伴う苦役単純労働からの開放です。具体的にはロボット(Optimus)の普及です。

 

 

10年後、この人型ロボットが産業界だけでなく、一般家庭にも普及し家事や介護のシーンに活躍する可能性は非常にあります。

 

そして、これまで書いたFSDによる自家用車のロボタクシー化で「移動」に対してのハードルが一気に下がると、過疎化問題もかなり減ってくるかもです。

 

都市部に人口が集中する意味が無くなってくるかもですね。

 

そのぐらい、テクノロジーで一気に世界が変わる瞬間。

そんなワクワクを見せてくれる彼のような大人が、世の中にはちゃんと居ることを、子供たちにもっと伝えなければいけないなと、思う今日この頃です。

 

 

そして、ここまで直ぐそこの未来を垣間見てしまうと、ガラケー時代には、戻れない気がするんです。

 

もちろん「ガラケー」の是非ではなく、テクノロジーの進化で変わる生活様式に慣れると元には戻れない、ってことです。

 

そこにはテクノロジーの「普段使い化」(民主化)が伴わないと、ただの「すごいね〜」で終わってしまう無駄なテクノロジーになるのでしょう。

 

ちなみに、イーロンが大阪万博の木製リングのテクノロジーを見たら、マジで爆破するかもですね。

 

今回のブログ3部作を最後まで読んでいただいて、心から感謝です。

皆さんの貴重な時間を割いて下さって、ありがとう!

 

次回は、ちゃんと「住まい」をテーマにしたBlog、書きたいと思います。たぶん、、💧

 

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