皆さんこんにちは。
ソラマドの造士です。
もう年末ですね。
毎年ながら、この時期になると「1年ってはやいなぁ〜」という話題には、必ずと言って良いほどなりますよね。
てことは、そう思っている人が大多数なんだと思いますし、多分ですがそれだけ皆さん慌ただしい充実した日常を過ごしているんだと思います。
だって、超ヒマだったら「あっという間」感は無いかもなので、むしろ良い事なのかもですね。
さて、そんな年末の今日この頃ですが、昨今気になる「物価」について、私なりの私見を少し書きたいと思います。
皆さんも少なからず、日々の消費活動でインフレ(物価高)を体感されているかと思いますので、他人事ではないネタです。
ちなみにですが、私が中学生だった1990年代初頭のバブル崩壊から、日本では不景気でデフレ(物価安)状態が30年以上ずっと続いておりました。
ということは、私も含めてたぶん皆さんもhoboずっと「デフレ」の時代を生きてきた状況だと思います。
つまり、今のインフレ(物価高)時代は、ほとんどの現役世代の日本人は人生初体験なんですよ!
人生初体験って、やっぱり不安ですよね。
しかも周りの同世代100%インフレ初体験。
そして、皆んな個人の意思に関わらず一緒に同時突入!
今後、自分はどうなるんやろか、、?って、不安に思いますよね。
でも、このブログを読んだらその不安が少し和らぐかもしれないので、チョット長いけど頑張って読み進めてみてください。
なにか気持ちの変化があるかも!?しれませんw
さて、この「物価」ですが、少し分かりやすい例として、旅行や出張でホテルを予約するシーンを想像してみてください。
GWや年末年始などは同じ施設で同じお部屋でも時期によって違いますよね?
逆に日曜や連休以外の平日などの閑散期は宿泊費が安かったりします。
なぜそうなるのか?というと、その宿泊施設への需要と供給のバランスによって、設定金額が高くなったり低くなったりしています。
ちなみに、需要がどんどん高まると価格は上昇します。そしてある一定数値(金額)までいくとその価格自体がブレーキ役になって需要にブレーキが掛かり、その後価格は下がります。
そう考えると、税金って本来は経済全体にとってはブレーキ役なんですよ。
そんなブレーキが必要なシーンもあります。
過剰な需要で経済が加熱した際(バブルなど)に、経済が暴走しないように増税で調整するのが正常な政策なのです。
なのに、この30年間政府はブレーキばかり踏ませてた訳ですから、そりゃ景気良くなりませんよね。
話は逸れましたが、その例えでいうと「ホテル日本」はずっと30年間以上ですが、宿泊費が今日より明日・明日より明後日、、と日々安くなっている状況だったのです。言い換えると、安くしないと「ホテル日本」に泊まってくれるお客さんが来ない状況だったのです。
ホテルを利用する側からすると何だか日々お得に感じるかもですが、皆さんがそこで働くホテルマンや経営者だったらどう思いますか?けっこう不安になりませんか?大丈夫かな?って。
もちろん給料なんて、、上がるわけないですよね?
そして、実はこの30年間以上、日本全体がそんな「ホテル日本」(デフレ)の状況だったのです。
ヤバくないですか?不安しかないですよね?
生まれた(入社した)時から、ずっとその時代だったので慣れてしまってて分かんないかもですが。
でも、、ヤバくないですか?
バブル崩壊後の30年間、それがふつうになってた時代だったのです。
しかしながら、やっとこさこの数年の間に少しずつ「ホテル日本」の宿泊費を少し上げられるようになってきたのです!
そして、少しずつ宿泊価格を上げても泊まってくれる方が減らないのです。
つまり「ホテル日本」のお部屋の供給数より宿泊需要が上回っている状況に、やっと30年ぶりになったのです!
利用者側からすると「ちょっと困るな、、」って感じるかもですが、皆さんが「ホテル日本」のスタッフや経営者だったら、チョット明るい材料じゃないでしょうか?
日本全体がやっとこさ30年ぶりに、そんな「ホテル日本」の状況になりつつあるのです。
事実、日本政府の方針として今後のインフレ率の目標設定は2%程度とされています。
ちなみに1980年のインフレ率は7.8%!
しかしながら90年代後半から2021年までずっとhoboゼロ%かマイナスなのです。
そりゃ絶対に「ホテル日本」の景気は悪いに決まってますよね?
設備投資も出来ませんし、給与アップなんて、そんな明るい材料無いもの、、。
トホホですよ。
それがなんと!30年ぶりにお客さんたちがバンバン来るようになったのです!
宿泊価格も、ビビりながらもチョットずつ上げてみて『意外と予約数減らないね?むしろ増えてる!?嬉しい!!』そんな状況が少しずつ始まっているのです。
どうですか?
経済活動盛んな20代・30代・40代・50代の皆さんにとって、hobo人生初インフレへの不安感、、なんだか少し和らぎましたか?
『いやいや、、そうは言っても日々の生活必需品とかがバンバン値上がりして、そんな気持ちになんかなれないよ』
そんなリアルなご意見もあるでしょう。
そんな人生初インフレ時代突入期。
視点を「消費者」としての立場だけで考えてみます。
具体的に書きます。
まず、2021年からの日本のインフレ率は以下です。
2021年 −0.24%
2022年 2.5%
2023年 3.27%
2024年 2.23%
そして、例えばですが500万のトヨタ・ランドクルーザーを2021年に買おう!と検討したとします。
でも、結局諸事情で買いませんでした。
翌年の2022年に、またその同じ車を購入しようと検討します。
でも、インフレ率2.5%なので5,125,000円になっています。
(*ココでは物価変動の理解を簡単にするために経年による中古車とか税金については考えないようにします)
それでも購入を延期しました。
そして2023年に、またその同じ車を購入しようと検討しました。
なんとインフレ率3.27%で5,292,587円になっています!
一瞬悩みましたが、いろいろ考えて来年買おう!という結論になりました。
そして2024年、、、インフレ率は2.23%!
2021年に500万だったランクルは、2024年には5,409,611円になっています!
これ、、、家の購入だったらどう思いますか?
ゼロが一つ多いんですよ。
ヤバいですよね💦
それぞれの置かれた環境での購入(家づくり)のタイミングは、もちろん人それぞれです。
でも、それがリアルなインフレ時代なのです。
そして家づくりに関して言えば、日々リアルにそのインフレ感を新しいプロジェクトが立ち上がる度に、私たちは肌身を持って体感しています。
具体的に言えば、同じような仕様とボリューム感の設計でも3年前のコストイメージと合わないシーンは多々あります。
そんなコト聞くと、もしかしたら、また不安な気持ちがムクムクっと起き上がってきたかもですね。
でも、安心してください。
その物価高で増えた分のお金(キャッシュ)は間違いなく市場経済に循環します。
所得隠しでそのキャッシュ(現金)をリアルに穴などに埋めて「無いもの」にしない限りは、必ず市場のお金は増えます。
タイムラグは必ずありますが、皆さんの所得は必ず増えます。
それが市場経済の基本的な仕組みなのです。
日本現役世代、人生初のインフレ時代。
焦る必要もありませんが、時代は個人の諸事情に合わせてくれないのも事実です。
私自身もイチ消費者でもあり、イチ生産者でもあります。
不安がまったく無い!と言えば、嘘になります。
しかしながら、私自身も「ホテル日本」のいちスタッフ。
まだまだ、この「ホテル日本」で働く仲間(スタッフ)達のリアル給与に反映されるまでには少し時間差はありますが、ここでインフレを恐れてはいけません!
戦後日本の高度成長期(1970年代)はインフレ率8%とか13%とかです。
そして次世代の子供達に『俺たちは人生初インフレ頑張ったんや!』って言えるよう、インフレばっちこいでバンバン働いて稼ぎましょう!
だって、それしか無いもん。
時代を嘆いて、運命を嘆いて、誰かのせいにしても仕方ないもん。
歳上の自慢話はいつの世もメンドくさいものですが、誰もがいつか「行く道」。
嫌われても良いので、いつか自慢できるよう来年もイン・フレ〜フレーションで明るく頑張りましょう!
特に僕たち30〜50代のオジサン達は、全世代を一つのチームとした場合、主力選手やキャプテンみたいな存在です。
10〜20代は新入部員みたいなものです。
60〜70代は監督です。
それ以上はOBです。
ラグビーやっててキャプテンがビビってたら、誰もタックルなんかいきませんよ。
なので、チームの為にやるしかないんです!
どうですか?
少しは気が楽になりましたか?
そんな簡単にはならないかもですが、とにかく最後まで読んで頂いて本当に感謝です。
何言ってんだコイツ、、、と思う方も居るかもですが、理屈は置いといて、少しでも来年に向けて何か前向きな気持ちにチョットでもなってくれたら有り難し。
今年の年末年始のお休みは、いつもよりチョット長いみたいですね。
そんな年末年始にソラマドのことを『少し詳しく知りたいなぁ〜』という方は、ぜひお気軽に資料のご請求をしてください。
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ではでは〜。