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interview竹尾邸

竹尾邸 着工前インタビュー

新築

父の想いと
家族の絆でチャレンジした
50代からの家づくり

ソラマド大分-施工前-竹尾邸

竹尾 淳一さん(51)
   佳恵さん
   優月さん(15)
   美琴さん(13)

明るくて仲が良くて、なごやかな雰囲気があふれ出ている竹尾ファミリーは、ご夫妻と10代の娘さんの4人暮らし。

一家の大黒柱である淳一さんは、50代にして人生初の家づくりへの挑戦を決意しました。

長年住み慣れたマンションから、なぜ家づくりをしようと考えたのか? そこには、父の家づくりにかける想いと、家族への愛が秘められていました。

「竹尾家の一大プロジェクト」にまつわるストーリーを、ご紹介します。

一度きりの人生、後悔したくない!

マンション住まいから、お家を建てようと思われた経緯や理由について教えてください。

 

淳一さん 私は豊後大野市・三重町出身で長男というのもあり、将来子どもたちが大きくなったら、実家に帰るつもりでしたので、分譲マンションを購入し15年間住んでいました。しかし娘たちも中・高校生になり成長してきたことや、犬を飼っているのもあって、2年くらい前から「一戸建てっていいよなぁ」と思うようになったんです。

 

質問に答える淳一さん

 

 

15年間というと娘さんたちにとっては、マンションが生まれ育った場所だったんですね。

 

淳一さん そうですね。マンション暮らしのいい面もたくさんありましたし、子どもたちも生まれ育った場所でもありましたが、習い事のことも家を建てたい理由のひとつでした。

 

 

娘さんたち、何を習っているんですか?

 

娘さんたち ダンスです!

 

 

姉妹で!? わ〜かっこいい! 家でも練習するんですか?

 

淳一さん 結構やってますね。でも集合住宅なので、下の人のことも考えて生活してきたので、なかなか思いっきりっというわけにもいかなくて。

 

 

マンションを所有されていたなか、かなり思いきって「家づくり」にチャレンジされたと思うんですが、周囲の反応などは?

 

淳一さん 職場の人からも「チャレンジャーやなー」って言われます(笑)。自分でも年齢的に考えて、この歳からの家づくりは、かなりチャレンジャーだよなぁと思います。

 

本当に悩みました。でも「一度きりしかない人生」と思ったときに、自分や家族が本当に心地よく住みたい家をつくりたいという思いと、後悔したくないという気持ちがありました。

 

ただ、実家の親には「そのうち帰るつもりだから」と言ってマンションを買ったのですが、今回家を建てるということは、私たち家族は将来もう三重町には戻らないことになるので。でもそこは、自分が帰って両親の面倒をみようと思っています。

 

 

大決心されたんですね、すごい!

 

 

「こんな家もいいね」ではなく、「こんな家がいい!」と感じた、ソラマドの家

ソラマドで家を建てようと思ったきっかけや、決め手は何ですか?

 

淳一さん 家を建てたいと思うようになってから住宅展示場は、いろいろ見てまわりました。

 

佳恵さん 大分市内の主要な住宅展示場は、ほぼ行ったかもしれないです。

 

住宅展示場の話をする佳恵さん

 

淳一さん たくさん見たんですけど、どれもあまり心惹かれるものがなかったのと、見るたびに「やっぱり家は無理かな〜」とも思ったりしました。でも最初は正直、展示場の営業マンさんには申し訳ない感じだったのですが、「今の家ってどんな家なんだろう?」というくらいで、興味程度で見ていたかもしれません。

 

どこの展示場のモデルハウスも、見た目や機能、デザインとどこもすごすぎて。あんまり自分たちの家づくりと結びつかなかったんですよね。

 

そんな時、ネットで検索してソラマドさんのホームページをみつけて。「なんかちょっと見てみたいな」って思ったのがソラマドさんとの出会いでした。

 

 

それから初めてソラマドのモデルハウスへ訪れたわけですね。その時の率直な印象は?

 

淳一さん 一目ぼれしました。木の感じとか室内への光の取り込み方とか。最初にうかがったときに「ソラマドがいい」って思ったんですよね。

 

佳恵さん 最初は主人と二人でうかがったんです。このモデルハウスに入ったとき、コの字型のキッチンとか明るい雰囲気が、すごく気に入ってしまいました。直感で「ここが一番いい!」って。この時から家づくりを、ようやく真剣に考え始めました。

 

淳一さん それから2回目にうかがった時は、娘たちも連れてきたんです。それまでも一緒に他の展示場とかも連れて行ってたんですけど、娘たちも「ここもいいね」じゃなくて「ここがいい」みたいな感じだったんです。

 

そこでもうソラマドさんにお願いしよう、って決めました。

 

笑顔の家族

 

家族全員、満場一致で「ソラマド」に決定したわけですね。

 

マンションのこと、土地のこと並行してすすめた家づくり

とはいえ、マンションの売却もすすめないといけなかったわけですよね。どうされたんですか?

 

淳一さん まずはマンションを所有しているなかで家を建てるにはどうしたらいいか、ソラマドの造士さんに相談したところ「売却のお手伝いもできますよ」と言ってくださったのでおまかせしました。造士さんには何度も足を運んでもらって、本当に大変だったと思います。多分うちのことを引き受けたことを後悔してたかもしれません(笑)。でも、おかげで売却もできました。

 

マンションの売却について答える淳一さん

 

 

では、土地選びはそのあとから始めたんですか?

 

淳一さん 土地選びも売却のことと並行してやってくれました。造士さんからは「土地は“ご縁”なので。欲しいと思ったときに思い通りのものが見つからないこともあります」と言われていたので、覚悟はしていました。

 

希望としては、子どもたちの学校や生活拠点を変えたくなかったので、中学校区が変わらないエリアがいいと思って土地探しもお願いしました。

 

佳恵さん 次女の通う中学校の近くで探していたんですが、やっぱり結構金額が高くて・・・。

 

淳一さん お金がたくさんあれば、どんな土地でも買えたんですけどね(笑)。でも、ほどよい場所にほどよい金額で見つかったんですが、、三角形の土地だったんです。

 

 

土地の坪数はどのくらいですか?

 

淳一さん 全部で約70坪くらいです。

 

 

(図面を見ながら)確かに三角形の変形地ですね。最初見たときの印象は?

 

図面を見ながら質問するライター

 

淳一さん 「え?本当に70坪ある?」っていうのが正直な印象です(笑)。

 

佳恵さん 土地もいろいろ見たんですけど道が狭いところばかりで。私も日常的に車を運転するのでやっぱり道が狭いのはなぁ、、って。でも、決めた土地は道の幅が広めだったからいいなって思ったんです。

 

 

ではこの土地を提案されたときは、もうわりとすぐに決められたんですか?

 

淳一さん 造士さんから「どうしますか?」って言われて「お願いします!」と。すんなり決めました。

 

 

ソラマドさんからのプラン提案などに対して、最初どんな印象をもたれましたか?

 

淳一さん 最初に「要塞(ようさい)みたいな家がいい」とか「こういう部屋がほしい」などの要望を、打合せの時にお伝えしたり、ビジュアルボードにも落とし込んでいました。私のイメージでは2パターンくらいの提案がソラマドさんからあるのかなと思っていたんですけど、まず最初にソラマド設計担当のダイスケさんから出てきた言葉が「いろいろ考えたんですけど、、三角形の土地に四角い家、、、ふつう入らないです!(笑)」って(笑)。確かにそうだよなぁと思いました。

 

図面を見る淳一さん

 

でも、ソラマドのモデルハウスのようにコの字型の間取りの家を提案していただいて。私たちもモデルハウスのイメージが理想形だったので、プラン提案の図面をもとにいろいろ要望を取り入れてもらったり、無理なものは差し引いたりして、間取りを詰めていきました。

 

竹尾邸の図面

 

 

家族の今と将来を考えた、こだわりポイント

具体的に間取りなどを詰めていく中で、こだわった部分を教えてください。

 

佳恵さん 私は1階にクローゼットとパントリーがほしいというのは言ってました。部屋にいろいろと物を置きたくなかったので、収納がほしかったんです。

 

淳一さん 私は、まず娘たちがダンスの練習ができるスペースを作ってあげたかったので1階にダンスができるよう壁に鏡をつけてもらって、子どもが踊れるスペースを作ることを希望しました。

 

 

すごい、スタジオみたいになるんですね。お父さん、娘想い・・・。

 

淳一さん あ、もうひとつ、これは自分の趣味なんですけど…釣り用の倉庫スペースを作りたくて。

 

 

釣りをするんですか?いいですねぇ〜。

 

淳一さん 釣りって道具が多いじゃないですか。マンションの時は釣り道具を運ぶのが大変で、車にずっと積みっぱなしだったので。釣り用品を収納できる倉庫が欲しいなと。

 

 

お父さん唯一の「趣味部屋」兼「倉庫」ですね。手軽に道具が運べるのは、やっぱりいいですよね。

 

淳一さん そのうちこの倉庫で寝るようになるかもしれません(笑)。

 

 

子育ての経験から母が提案した、姉妹の部屋の間取り

2階の娘さんたちの部屋の間取りは、1部屋ずつではなく、ワンフロアになっていますね。

 

佳恵さん 実はここは私の意見がすごく反映されています。最初ダイスケさんは、娘たちも中・高校生ということで、部屋を2つに分けた提案をしてくれていたんです。

 

図面の2階を指差す佳恵さん

 

ただ小さな部屋がいくつもあってもなぁというのと、多分この先子どもたちも、あと数年で進学などで家を出ることもあるだろうし。そんなに長く一緒に住めないだろうと考えると、ワンフロアでいいんじゃないかと思って、私が要望だしたんですよね。

 

数年後の説明をする佳恵さん

 

淳一さん なのでワンフロアを、可動式のクローゼットを作って仕切るような間取りにしました。

 

 

娘さんたちは、この提案についてはどうでした?

 

お姉さん 私は別にこれでいいなって思いました。

 

妹さん 私は最初はわけたほうがいいって言ってたけど、でもそんなに気にならなかったです。

 

 

姉妹だからできたプランですよね。でも二人とも仲良さそうだね。ケンカとかあんまりしなさそう。

 

ふたり いや、します(笑)。今日もここへ来るとき、車の席をどこに座るかで揉めました。

 

娘さん二人

 

平和なケンカで微笑ましい。マンションの時は別々の部屋だったんですか?

 

佳恵さん 一緒の部屋ではあったんですけど、そもそも自分の部屋にいなかったんですよ。ほとんどリビングにいたかなぁ。そんな経緯もあって、一緒の部屋でいいかなって。女同士ですし。

 

 

ワンフロアだけどお互いの空間を仕切って作ることもできる。子育てを経てきたお母さんならではの提案、いいですね。

 

淳一さん 子どもたちが自立したら、2階のその部屋にプロジェクターをつけて、映画を観るらしいです。

 

佳恵さん その日が来るのが、楽しみです(笑)。

 

 

予算のこととかも、かなり考えられたとは思うんですけど、そのへんは現状、想定内という感じですか?

 

淳一さん 予算は正直、自分が最初にイメージしていたよりも越えてはいます。いろいろと要望をだしたので。もちろん不要なところにお金をかける必要はないですが、1度きりのことなので、予算をかけるところはかけて、不要なところは省いていきたいと思っています。

 

予算について答える淳一さん

 

 

何気ない会話が心地よく、楽しい家づくり

家づくりは現在進行中かと思いますが、ソラマドさんとの家づくりはどうですか?

 

佳恵さん なんていうんでしょう、すごく居心地がいいんですよね。展示場めぐりをしていたときも、どこの担当者さんも家の機能とか説明はしっかりしてくれていたように思います。でもソラマドさんってそんな感じじゃなくて、「どんな家に住みたですか?」とか、たわいもない普通の話とかずっとしてて。だから最初に伺ったときも、多分1時間以上いたと思うんですよね。初めてなのに居心地がよくて、営業マンの感じがまったくないのがすごくよかったんです。

 

初めてなのに居心地がいいと答える佳恵さん

 

淳一さん  家の打合せを始めながら、途中、中断してマンションの話になり、やっとまた家の話を再スタートして、というかんじで、ソラマドさんにとっても、相当大変だったんじゃないかなと思います。でも親身にいろいろしていただいたのでありがたかったです。

 

 

「竹尾家の一大プロジェクト」、楽しみながらすすんでいるようですね。

 

淳一さん 楽しいです。人生1度きりのこと、自分や家族が「住みたい」と心から思える家づくりも最後まで楽しんでいこうと思っています。

 

 

お子さんたちが自立された後、奥さんとの将来の老後のこととかも考えましたか?

 

淳一さん はい、子どもたちが自立してもし家を出たら、妻にはゆっくり映画を観てほしいですね。

 

 

優しいですねぇ〜。お父さん、家でもこんな感じなんですか?

 

女子3名 ホントにこのまんまです(笑)。でも家族の中で一番よくしゃべってます。

 

笑顔の女子3名

 

それを女子3名が、フムフムと聞いているわけですね。

 

娘さんたち でもたまに無視されちょんよな(笑)。

 

笑顔の娘さん二人

 

 

お父さん、女性に囲まれてますからね(笑)。しかし竹尾家の仲の良さが、家づくりの話からも伝わってきて、私までワクワクしてきました。また完成したお住まいに、おじゃまできる日を楽しみにしています!


〈編集後記〉

第一印象から和やかで、優しい雰囲気が家族みんなからあふれでていた竹尾ファミリー。

冗談をいいながら、お父さんの話を聞く娘たち。
それを穏やかに見守るお母さん。すごく温かさを感じる素敵なご家族でした。

インタビューで、幾度となく淳一さんがおっしゃていたのが
「一度きりの人生」という言葉。
子育ても仕事も、家族との時間も、いろんな経験を重ねてきたミドルエイジだからこそ「家づくりも、そのあとの暮らしも悔いのないように楽しみたい!」。
そんな気持ちがひしひしと伝わってきました。

家づくりという「一大プロジェクト」の大きな船に家族みんなで乗り込んで、大航海を楽しんでいるなぁと。
さぁどんな竹尾家が完成するのか。ワクワク・ドキドキ、楽しんでくださいね。


──この記事を書いた人
ライター/清祐 智絵
大分県大分市在住。媒体を問わずさまざまなジャンルの取材・執筆活動を行う。一児の母。インタビューを通じて、ソラマドの家のオリジナリティあふれる家づくりで生まれたエピソードや、それぞれの家族の暮らし方の取材をとおして「ソラマドに住む」人たちのストーリーを綴っている。

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