voiceソラマドに住む人たち

interview後藤邸

後藤邸_着工前インタビュー

新築

どこに住み、どう暮らすかを
焦らずじっくり考えた家づくり

後藤 孝史郎さん(33)
   香苗さん(37)
   瑞紀くん(3)

穏やかで真面目な印象の後藤さんご夫妻。
かわいらしい3歳の息子さんの成長も見据え、ソラマドでマイホームの夢をかなえました。

物静かなおふたりですが、実は家づくりにおいて、自分たちの思い描く暮らしに沿った遊び心もしっかり発揮。

土地選びの苦労からこだわりポイントまで、秘めた想い⁉を伺ってみました。

家への憧れにフィットした、
ソラマドの世界観。

ソラマドさんを知ったきっかけは?

 

香苗さんそれが…よく覚えてなくて(笑)。確か、テレビCMとかでお見掛けしていたり、なんとなく「ソラマド」っていう言葉が記憶に残っていたのもありました。

 

 

どこで家づくりするかを決めるうえで、ほかにも見学はいかれましたか?

 

孝史郎さん住宅展示場は行きました。

 

 

大変失礼ながら、おふたりはすごく物静かな雰囲気なので、住宅の営業マンに話しかけられたら押されそうな感じがしますが。そのあたりはどうでしたか?

 

孝史郎さんなので、住宅展示場は「フリー見学会」の時に行きました。営業マンがいない日に(笑)。ひととおり見学したんですけど、どれもなんか自分たちにはピンとこない感じでした。そんな時に妻が「ソラマド」さんってあったよね?って言って。

 

 

 

ソラマドさんへの最初のコンタクトはどちらが?

 

香苗さん私がホームページから予約しました。その後、造士さんからご連絡いただきました。優しい感じの対応でちょっとホッとしたのを覚えています。そしてこのモデルハウスを尋ねました。

 

 

モデルハウスを最初に見たとき、どんな印象でしたか?

 

孝史郎さん純粋に、すごくいいなぁって思いました。住宅展示場を見たときにはない感覚でしたね。ワクワクしたというか。なのでソラマドさんに伺って以降は、別のところは特に見学は行きませんでした。「ここがいいね」という感じでお願いすることにしました。

 

悩みに悩んだ先に出合った、
運命の土地

現在はどちらにお住まいなんですか?

 

孝史郎さん今うちは共働きなのですが、ふたりとも職場が津久見市なこともあり、今は県南の津久見市に住んでいます。

 

 

今回、決められた土地は大分市ですが何か理由が?

 

 

孝史郎さん僕が大分市出身で、家を建てるなら大分市がいいと思っていたんです。

 

香苗さん私は津久見市の出身なんですが、特に私の地元で住み続けたいというのはなくて。子どもの将来のこととか考えるとやはり、大分市内に家を構えたほうが通学などもラクかなぁと。ただ、職場が遠くなる心配はありました。

 

 

市外への通勤・送迎を想像すると、ちょっと悩みますよね。ところで今回、土地はどうやって探したんですか?

 

孝史郎さん造士さんにお願いして、探していただきました。土地を決めるまでにかなり時間がかかりました。今回決めた場所以外にも、大分市内のいろいろなエリアをたくさん紹介してくださったのですが、予算面と通勤のことを踏まえると、なかなか折り合いがつかない状況が続き…。そこでさらにエリアを拡大し、臼杵市まで検討範囲を広げてくれたんです。

 

香苗さん造士さんから臼杵市案が浮上した時は、私自身は予算面と通勤面を考えると「いいかも!」とちょっと迷ったんです。

 

孝史郎さん僕は、生まれ育った大分市のほうがいいという気持ちは変わらなくて。「臼杵なら津久見でいいのでは?」とも思ったんです。

 

香苗さんでも私は、建てるなら津久見以外がよかったんですよね(笑)。

 

 

意見が異なった時期があったわけですね。途中、土地探しで挫折しそうな時期もありましたか?

 

香苗さん挫折しかけました(笑)。ちょっと主人とはもめましたね。

 

 

 

え、そうなんですか⁉ おふたりとも、もめそうなイメージはまったくないです(笑)。

 

香苗さん口論とかではないですけど(笑)。でも「もう…じゃあどこにする?」みたいな感じで。たくさん見ても決まらず、少し重い空気にもなり…。ふたりともちょっとくじけそうだったのかも。

 

孝史郎さんそんな状況の中、造士さんから今回の土地が浮上したんです。本当に心折れそうなときに、ふっと現れた土地でした。30坪と決して広くはないし、通勤なども当然市外になるので大変にはなると思いましたが、立地や予算面などトータルで考えて「ここならいいんじゃない?」「通勤もなんとか頑張れるんじゃない?」と。
紆余曲折ありましたが、ここがベストだと思い決めました。1年近くかかった土地探しにようやく結論が出せた感じでした。

 

 

やはりタイミングや縁ってあるのかもしれないですね。長くかかった土地探し、無事に着地してよかった。

 

3階建てのソラマドの家には、
さりげないこだわりが満載

どんなおうちになりそうですか?

 

孝史郎さん3階建ての家になります。2階をキッチン・リビングなど暮らしの中心にしました。土地の広さ的なこともあり、ウッドデッキなどのスペースはとれなかったのですが、3階にルーフバルコニーを設けました。階段は、螺旋(らせん)階段を採用しました。

 

 

 

3階建てにしたことや螺旋階段などは、ご希望だったんですか?

 

孝史郎さんいいえ、最初のプラン提案してくださったときからこの案でした。初回の提案からあまり大幅には変えてないかもしれないです。

 

 

ソラマドキッチンも採用されていますね。香苗さん、お料理するのは好きですか?

 

香苗さん嫌いではないんですけど、得意ではないです(笑)。モデルハウスのキッチンがすごく気に入ったので、テーブルも同じようなナチュラル系にしました。私も主人もお酒を飲むのが好きなので、カウンターでゆっくり飲むのが楽しみなんです。

 

 

またまた失礼ながら、おふたりともお酒を飲む印象がないので、ちょっと意外です(笑)。

 

香苗さん今も毎晩二人で晩酌をします。新居は天窓もつけたので、のんびりくつろぎながらご飯とお酒を楽しみたいですね。

 

 

 

料理や炊事だけでなく、洗濯などもしやすそうな設計ですね。

 

香苗さんキッチンはIHなんですが、衣類乾燥機は、短時間でしっかり衣類が乾くガスの衣類乾燥機を導入。洗濯機の横にスペースを作ってもらいました。あと、脱衣所の上部に室内物干しも設けてもらいました。これから大分から津久見まで通勤することになると、家事をなるべく効率的にしたくて。

 

 

共働きでまだお子さんも小さいですし、通勤時間も長くなるから家事の時短は必須ですね。

 

限られたスペースに
遊びをたっぷり盛り込む

そのほかに家づくりでこだわった点は?

 

孝史郎さん螺旋階段は提案を受けたときすごくおしゃれで気に入った、こだわりのポイントです。白ベースの空間に黒の階段なので部屋にメリハリがつきそうだなぁと。

 

 

過去のソラマドファミリーさんで螺旋階段を採用された方の中には、家具・家電の搬入が大変、というご意見もありましたがそのあたりは?

 

孝史郎さんそうなんです。事前にその話も聞いていたので、階段のそばの窓を少し大きくとって、家電が搬入しやすいようにと対策も考えました。

 

 

さすがです。3階のルーフバルコニーも開放的でいいですね。

 

孝史郎さんルーフバルコニーも作ってよかったです。

 

 

 

シンクも設置されているから、バーベキューや水遊び的なことも楽しめそうですね。

 

孝史郎さん今、賃貸なのでバーベキューをする機会がないのでやってみたいです。家の横と後ろにはなにもないので静かだし。周囲に気兼ねなく楽しめそうです。

 

香苗さん空の下でビール飲みたいですねぇ(笑)。

 

孝史郎さんあと、ちょっとした部分なんですけど脱衣所の床をあえて、淡い黄色にしたのと、玄関扉も黄色にしました。

 

 

面白いですね。その発想はどうやって思いついたんですか?

 

孝史郎さん雑誌を見ていて「黄色いドア」いいなぁって。ちょっと変わった雰囲気にしたかったんです。外壁がシルバーのガルバリウムなので、扉がいいアクセントにもなるかと。

 

 

色や素材使いなど細かい部分もこだわりを発揮してますね。

 

孝史郎さんソラマドさんのインスタもですけど、いろんな情報みて取り入れられそうなものはヒントにしました。意外かもしれませんが、こう見えて(笑)、実は個性のある家をつくりたいと思っていたので。

 

 

予算は少々アップしたけど想定内。
「抑える」「こだわる」のバランスを考えた

家づくりも終盤ですが、費用については想定内でしたか?

 

香苗さん一番最初の段階で予想していた金額よりはアップはしました。

 

孝史郎さんでも土地にかかる費用は今回の場所にしたことで抑えられたとは思います。なので想定内といえば想定内です。立地と予算、折り合いをつけるのに時間はかかりましたが。でも抑えるべきところを抑えたので、家でこだわりたい部分もかなえられたのかもしれません。

 

香苗さん螺旋階段はもし採用しなかったら、コストもかなり下がるとは言われたんですが、デザインがすごく素敵だったので、ここは譲れなかったです。結果、こだわってよかったって思っています。

 

少しずつゆっくり、
コミュニケーションを重ねた
ソラマドでの家づくり

約1年半の家づくり、どうでしたか?

 

香苗さんビジュアルボード作成などは最初、自分たちにできるか不安でした。2人ともそういう作業が得意ではなかったので。でも参考資料をいただいて頑張って作りました。結果、楽しかったです(笑)。

 

孝史郎さん30坪と土地が小さいので、スタートしたときはどんな家になるんだろうと思っていましたが、ソラマドさんからいい提案をいただけたので、自分たちのこだわりも発揮できた満足のいく家になったかなぁと思います。

 

 

 

実は今日の取材前に、造士さんから「すごく物静かなご夫婦だけど、しっかり家づくりのこだわりを持っている方」と伺っていたんですが、そのとおりでした。
家づくりのこだわりやエピソードがたくさん聞けて良かったです(笑)。

 

香苗さんよく2人で「造士さんやソラマドのスタッフさんに、何考えてるかわからないって思われてるかも」って話していたので、そう言っていただけて逆に安心しました(笑)。

 

孝史郎さんゆっくり焦らずにすすめさせてもらえたのもよかったです。

 

 

家づくりへのこだわり、しっかりと伝わっています(笑)。新居での暮らしが始まったら、ライフスタイルも大きく変わりそうですね。

 

香苗さん職場と息子の保育園が津久見なので、これから朝夕の通勤時間が長くなるのはちょっと不安ではありますが、行きかえり道のり、親子で楽しめたらと思います。

 

 

 

毎日保育園で頑張る息子さんとの通勤・通園タイムは、貴重なコミュニケーションタイムになるかもしれませんね。

 

香苗さんちょっと大変にはなりますがそれも含め、新しい家での暮らしに、ワクワクのほうが大きいです。

 

 

孝史郎さんはどんなことを楽しみたいですか?

 

孝史郎さんまずは、やっぱりバーベキューですね。ワイワイやれたらたのしいだろうなぁと。

 

 

屋上でバーベキューとビールを楽しみながら、くつろぐご家族3人が目に浮かびます。来年新居が完成したら新たなライフスタイルをゆっくりと積み重ねていってくださいね。

 

 

 

〈編集後記〉

最近、仕事関係や友人との話のなかで「人間、欲張っちゃいけない」という会話になったのですがこの思考、家づくりにおいても同じなのかもと。

予算、立地、交通面、治安や災害リスクなど、両手いっぱいに希望や条件を抱えてパーフェクトを求めると、かえってそのこと自体にがんじがらめにされて結果、「どうしたらいいの?」ってなってしまう。重い荷物のままじゃ前に進めない⁉のかもしれません。

後藤さんご夫妻とのお話で上がった土地探しのこともしかり。

完璧を求めず、優先順位を整理して、ちょっと譲れるものは手放したら、不思議となにかが自然と動き出すように、運命となる場所に出合えたのではないでしょうか。

もちろんこれから先、暮らしていく中で「あぁ〜、大変」って思うことがあるかもしれない。「ああしとけば、こうしとけば」など、「たられば」な思いに駆られることもあるかもしれない。

でもそんなときはちょっと深呼吸して、同じように抱えているものを整理して、手放してみる。きっとそこから生まれる新たな暮らしのヒントや楽しみが待っているはず。

そうやって少しずつ人生は変化するから面白いのでしょうね。

 


──この記事を書いた人
ライター/清祐 智絵
大分県大分市在住。媒体を問わずさまざまなジャンルの取材・執筆活動を行う。一児の母。インタビューを通じて、ソラマドの家のオリジナリティあふれる家づくりで生まれたエピソードや、それぞれの家族の暮らし方の取材をとおして「ソラマドに住む」人たちのストーリーを綴っている。

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