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鈴木邸 着工前インタビュー

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主婦目線を発揮し、
「家事をラクに無駄なく」を追求した家

鈴木 聖矢さん(30)茉尋さん(29)
夢人くん(5)

優しそうでおおらかな雰囲気の旦那さんと、しっかり者な印象の奥様、元気いっぱいの息子さんの3人家族の鈴木家。

住み慣れた別府市での暮らしを希望し、念願のマイホームが完成します。

新居を構えるにあたって立地条件だけでなく、家事をメインで切り盛りする奥様の「家事導線」に対するこだわりも、ふんだんに盛り込まれたようです。

さて、どんな家づくりのストーリーが描かれたのでしょう。
お話、たっぷり伺いました。

等身大の暮らしをイメージできた
ソラマドのモデルハウス

家を建てようと思ったきっかけは?

 

聖矢さん結婚して6年になりますが、結婚当初からいつかは家が欲しいとずっと思っていました。子どもが産まれたのを機にマイホームへの気持ちもリアルになり、3年くらい前から住宅展示場や、ハウスメーカーなどあちこちを見に行きました。

 

茉尋さんとにかくたくさん見ましたね。

 

聖矢さん初めてのことなので予算感も規模感も全く分からない状態のなか、モデルハウスを見学したんですが、どこも予算も規模も大きなものばかりで。「すごいなぁ」とは思っても、ピンと来ないというか。僕も妻も、いいなと思う家がなかったわけではないのですが、それぞれ意見も合致しなかったんです。

 

 

そんな中、ソラマドを知ったきっかけは?

 

聖矢さん僕の職場の先輩が、造士さんのことを知っていて、「ソラマドっていうところがあるよ」と教えてくれたのがきっかけです。早速ホームページ見たら、良さそうだなぁと思い、モデルハウス見学へ伺いました。

 

 

たくさんモデルハウスを見てきた中で、ソラマドのモデルハウスの印象は?

 

茉尋さん見た瞬間、「うぁ~、めっちゃいい!」って思いました。

 

聖矢さんそれまで見てきた家とは全然センスが違いました。等身大の暮らしの場にお邪魔してるような感じが、すごく居心地がよくて。初めて「こんな家建ててみたい!」と感じました。なのでソラマドを訪れて以降は、他社にはもう行きませんでした。

 

また、ソラマドさんのグイグイ来ない対応も、他社さんとは大きく違う点でした。たくさんモデルハウスをみましたがどこも結構、営業がすごかったので…。造士さんは「他社さんもいろいろ見てみてください。もしそれでもうちが気に入ったら、また戻ってきてくださいね」みたいな感じで接してくれたのが、新鮮だったし心地よかったです。

 

利便性重視。
待ちに待って巡り合えた、
住み慣れた別府の土地

土地はどうやってみつけたのですか?

 

聖矢さんソラマドさんにお願いしました。造士さんが本当にいろんな土地を探してくださいました。

 

 

土地を決める際に、どんな希望がありましたか?

 

 

聖矢さん別府で、というのは前提でした。僕は生まれ育った場所ですし、職場も別府なので。

 

茉尋さん私も結婚前は別府で一人暮らしをしていましたし、今も職場が別府なので、別府以外の選択肢はなかったです。理想を言えば、別府の山の上の方でも、海がすぐそばの下の方でもなく、ちょうど真ん中ぐらいがよかったんですが、なかなか予算と理想が合う物件には出合えなかったんです。

 

聖矢さん1件、別府のお隣の日出町の物件を提案いただいたんです。そこは土地が100坪とすごく広くて、当時は平屋を建てたいと思っていたのでいいなぁと思っていたんです。目の前は別府湾を眺められるオーシャンビューと、とても良い場所だったんですけど、僕も妻も通勤面などを考えると別府がいいなぁということで断念しました。

 

茉尋さん通勤に30分以上かかるのが大変そうなのと、早起きがちょっと苦手なのもあって。住み慣れた別府以外、私は考えられませんでした。

 

聖矢さんそんな感じで、なかなか自分たちの思い描く土地に巡り合えないなか、造士さんが見つけてくれたのが今回の土地です。

 

 

場所や広さはどんな感じですか?

 

聖矢さん別府市の荘園というところで、妻の言う「上すぎず、下すぎず」な場所です。坪数は43坪と決して広くはなく、変形地ではありますが、利便性の良さと金額など総合的に踏まえると、かなりいい物件で「これはもう、決めるしかない!」と思い、決めました。ちょうど時を同じくして、ソラマドさんからはその土地で家を建てた時のプラン提案もしていただきました。

 

 

どんなプラン提案でしたか?

 

聖矢さん2つ提案してくださったんですが、大きな違いはリビングやキッチンなど生活の中心が2階なのか1階か、という点でした。

 

 

リビングを2階にするか1階がいいか、2つの提案に対して意見が分かれましたか?

 

聖矢さんはい(笑)。僕は最初、2階リビングの家もいいなと思いました。というのも、2階リビングだと、1階にインナーガレージがあって車が雨とかで汚れない造りだったんですよね。僕、車が好きで先々、家づくりが落ち着いたら車を買い替えたいとも思っていたので。でも妻は…。

 

茉尋さん私は絶対1階がリビング派でした!2階リビングは大変そうだなぁって。年を取ったら買い物とか階段とか。

 

聖矢さんというわけで、絶対に1階リビングがいいということで、その案に決定しました。

 

 

「家事をいかにラクに、効率的に行うか」に、
こだわった間取り

外観は、どんな感じになりますか?

 

聖矢さんガルバリウム素材の外壁にしました。妻は外観には、あまりこだわりがなくて、間取りや内装にこだわりたいと言っていましたが、これは僕の希望ですね。

 

茉尋さんでも、予算を考えると難しいかなとも話していて。

 

聖矢さん汚れが目立つのが嫌で、少しでもきれいにしておきたいと思ってソラマドさんに相談したら、金額は確かに少し高くはなるけど長い目で見て、後々外壁の修繕に何百万円もかけるなら、ガルバリウムのほうがオススメだとアドバイスしてくれて。悩みましたが、先行投資と思って決めました。

 

 

色は何色にされたんですか?

 

聖矢さん真っ白です。

 

 

おぉ~。グレー系や黒などモノトーンな印象が強いですが、白は珍しいですね。

 

茉尋さん最初は「ガルバリウムって倉庫みたいでどうなんだろう?」と思っていたんですけど、出来上がってみたらすごくカワイイです。

 

 

 

間取りなどでこだわった点について教えてください。

 

茉尋さん「どれだけ家事をラクにできるか」というのを1番に考えました。例えば普通、ウォークインクローゼットは2階に作るケースが多いじゃないですか。でも私は絶対に1階に置きたくて。洗濯物もすべて終わったら、クローゼットにかけて収納できるようにとか、1階から2階を行き来して干したりなどしなくてもいい導線にしたくて。

 

 

かなり考えられてますね。

 

茉尋さん物が部屋に置かれているのがあんまり好きではないので、収納はたくさん作ってもらいました。

 

 

確かに、間取りを見るとかなり収納を作っていますね。

 

茉尋さん家事する場所(キッチン、バス、ランドリー、トイレなど)は、すべて1階に集約して、家事導線を徹底的に考えました。

 

 

暮らしの真ん中になる、キッチンはどんな感じにしましたか?

 

聖矢さんモデルハウスで見た時にソラマドキッチンにすごく魅力を感じて。たくさん真似させてもらいました(笑)。

 

茉尋さんもともとは、アイランドキッチンに憧れていたんですけど、ソラマドさんのモデルハウスを見て実際にカウンターテーブルの前に座ったら、ソラマドキッチンに一目惚れしました。

 

 

 

茉尋さん、お料理のほうは好きですか?

 

茉尋さんあんまり得意じゃないんですけど、新居のキッチンでなら頑張れそうです。

 

聖矢さん妻がシステムキッチンも取り入れたいということで。やる気が出る方がいいと思ったので採用しました(笑)。

 

茉尋さんキッチンまわりも、物を置かずスッキリさせたくて、システムキッチンも取り入れて収納力を増やしました。あとパントリーもきれいに作ってくださいました。

 

 

収納へのこだわりを発揮していますね。その要望に見事に応えた設計もすごい。麻尋さん、きっとキレイ好きですよね⁉

 

茉尋さんはい、キレイ好きです。主人とは全く違うかも(笑)。

 

聖矢さんでも、車だけはキレイにしますよ。車を買い替えたら絶対、車で息子にお菓子食べさせたりしないです(笑)。

 

 

ミーレの食洗機もつけたんですね。

 

茉尋さんもともと私は、食洗機の洗浄力はあまり信じていない派だったんですけど、この食洗機なら信用できると思ってつけました。共働きなので、今から子どもも食べる量も増えてくると思うのでつけてよかったです。

 

 

 

家事の時短は、忙しいママさんにはとっては、すごく重要ですもんね。

 

「推しグッズ」の収納スペースは2階に

そのほかに、こだわった点はありますか?

 

茉尋さん2階の寝室は端から端までベッドを置けるくらいのスペースにしました。寝室が広すぎると掃除が大変そうなので。

 

聖矢さん無駄なスペースを省いた分、吹き抜けを作ってもらいました。

 

茉尋さんあと2階にも棚を作ってもらったんですが、それは私の「推しの棚」なんです。

 

 

「推しの棚」⁉興味あります(笑)。

 

茉尋さん好きなアイドルがいるんですけど、グッズやCDなど「推しグッズ」を置く棚です。1階にゴチャゴチャ置きたくなくて(笑)。

 

 

 

好きなものだけが置かれている棚!いいですねぇ〜。

 

聖矢さんその話になったら、多分ノリノリですよ(笑)。

 

 

ご主人は趣味はあるんですか?

 

聖矢さん僕はランニングが趣味です。社会人になってダイエット目的で走り始めたのがきっかけなんですけど、今度、別大マラソンに出場します。(※インタビューの翌週に、別府大分毎日マラソン開催)

 

 

え、すごい趣味をお持ちなんですね。ガチ選手!

 

茉尋さん毎朝6時に起きて10キロくらい走ってますよ。

 

 

マラソンのテレビ中継、しっかり見ておきます。先頭集団狙ってください(笑)。麻尋さん、応援に行かれますか?

 

茉尋さん一応、行きます。青山学院大学が出場するんで(笑)。

 

聖矢さんそんな趣味もあるので2階にランニングマシンを置きたいと妻に交渉しましたが、断固拒否されました。いらない、狭い、あと汗が汚いって(笑)。

 

茉尋さんアイドルの汗はキラキラしてますけど、主人の汗は違いますから(笑)。

 

 

予算以上の価値を提案してくれたことが
うれしかった

おふたりともまだお若いですが、家づくりの予算はどんな感じでしたか?

 

聖矢さん正直、最初に想定していた予算からは多少超えました。

 

茉尋さんでもこだわる部分はこだわったので、予算は少し超えましたが許容範囲です。一生に一度だし、妥協はしたくなかったので。ソラマドさんは、私たちの理想やこだわりたいところを伝えると、どうしたら実現できるか考えてくれたし、やってのけてくれるんですよ。言えば応えてくれるというか。

 

聖矢さんあと、正直に話してくれるというか。外壁の素材(ガルバリウム)のことも、メリットとデメリットをちゃんと説明してくれて、そのうえで一緒に考えてくれるのがうれしかったです。

 

茉尋さん森山さんも主婦目線でアドバイスをたくさんくださって。何よりセンスが良すぎるから参考なることばかりで。ソラマドさんとの打ち合わせは毎回楽しかったです。

 

高騰する引っ越し費用に予算はかけず、
新たな暮らしへ投資する

新居の完成も間近ですが、引っ越しの準備で大忙しなのでは?

 

茉尋さんいえ、そんなに大変じゃないんです。というのも、今の賃貸の住まいから持ち出すのはおそらく衣類だけ、という感じで荷物もほとんどないんですよね。引っ越し業者さんにも依頼してないんです。

 

 

 

引っ越し業者さんは利用しない、というと?

 

茉尋さん今まで使ってきた家電や家具などは、ほぼ処分したり手放して、新居に引っ越すのを機に、食器一枚から家電、インテリアなど全部買い替えました。
というのも、今まで使ってきた洗濯機とか冷蔵庫は結婚前、一人暮らしの頃からずっと使い続けてきたものもあるんです。今まで古いものを大事に使って我慢してきたので、家を建てるこのタイミングで、すべて新調しようと。引っ越し業者さんの費用もかなり高いですし、そこに充てる費用を、新居に必要なもののために使いました。

 

 

茉尋さん、さすがですね。抑えるところは抑え、かけるべきところにしっかり予算をかける、その計画性が素晴らしい。これから家を建てる人への参考にもなります。

 

夫婦円満な家づくりにおいて
「妻ファースト」は重要⁉

ひと通りお話を伺っていて感じたのですが、鈴木家の家づくりのプロデューサーは、茉尋さんですね。どう暮らしたかがハッキリされているし、追及してますね。

 

茉尋さん家づくりが決まってから、インスタ見たりしてずっとイメトレしていました(笑)。

 

 

 

そして聖矢さんは本当に「茉尋さんファースト」ですよね。

 

聖矢さんいえいえ、自分の意見が通らないんです(笑)。というか妻のほうが、こうしたい、ああしたいというのが明確だし、得意な方に任せたほうがうまくいくじゃないですか。だから、妻のやりたいようにやってもらうのが一番かなと。

 

 

その優しさと、茉尋さんのしっかりした部分が、ちょうど念願のマイホームを成功させた秘訣なんですね。

 

聖矢さんそうですね。ただ、車とランニングマシーンも引き続き検討しておこうとひそかに思ってます(笑)。

 

 

そうでした!あとは憧れの新車とランニングマシーンですね。頑張ってください(笑)。こだわりたっぷりなお家が完成したら、ぜひまた突撃レポートさせてください。

 

 

 

 

~編集後記~

以前、別の取材で子育てパパのサークルを主宰する方にお話を伺った際、「妻の笑顔は家庭円満の最大の秘訣」という話を聞いたことがあります。「妻が笑顔=子どもも笑顔=家族が幸せになる」、まさに鈴木さんご夫妻には、その言葉がリンクしました。


しかし旦那さんも、ただご機嫌を取るのではなく、自分の思うことは伝える、やりたいことは楽しむ。奥さんも、冗談交じりながらも、マラソンに打ち込む旦那さんを応援する優しい気持ち。夫婦それぞれに「譲れるところ、譲れないところ」の芯はもちつつ、相手を思いやるそのやりとりが、素敵だなぁと感じたインタビューでした。


家づくりって、もしかしたら夫婦の関係性や普段思っていても伝えられていないことを、言葉や行動にして、改めて関係性を認識できる良い機会なのかも。


昭和の亭主関白そのものの父を見て育った私には新鮮な、「妻ファースト」の時代。世の旦那様方、この思考を意識すると、夫婦のカタチも変わるかも⁉しれませんよ。

 

 

──この記事を書いた人
ライター/清祐 智絵
大分県大分市在住。媒体を問わずさまざまなジャンルの取材・執筆活動を行う。一児の母。インタビューを通じて、ソラマドの家のオリジナリティあふれる家づくりで生まれたエピソードや、それぞれの家族の暮らし方の取材をとおして「ソラマドに住む」人たちのストーリーを綴っている。

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